Who is Oshima?

私がどのような考えを持っているかを分かりやすく伝えたいと思い、これまで作成したレポートなど、キーワード検索できるようにしています。ご利用下されば幸いです。

プロフィール

埼玉県生まれ/きたもと幼稚園/中丸小学校/北本中学校/京華高等学校/早稲田大学法学部卒業/日本鋼管(現JFEスチール)にて14年間勤務/その後、ソニー生命にて営業職を5年間務める/2000年に民主党公募候補として衆議院初当選/2021年10月8期目当選/元内閣府副大臣/元総務副大臣/元衆議院懲罰委員長/元民進党幹事長/元国民民主党企業団体委員長/現立憲民主党企業団体交流委員長/日本アイルランド友好議員連盟/科学技術イノベーション議員連盟/経済産業委員会委員/憲法審査会委員

国会議事堂見学

随時、国会見学会を開催しています。おひとりでも、ご家族でも、グループでも、ご参加を受け付けております。
ご関心がございましたら、ご連絡いただければ幸いです。

連絡先:03-3508-7093

アクセス・連絡先

埼玉事務所

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国会レポート最新版

能登半島地震を経験して

2022年に、能登半島が選挙区の同僚議員を訪ね、2日間かけて半島を巡りました。海岸沿いには、小さな集落が点在しています。後日聞いたところ1000を超えて集落があるそうです。半島の中心部に位置する能登空港では、全日空が一日数便、羽田との間を結んでいました。今回の地震で、道路が寸断されると復旧復興に相当の時間を要することは想像できます。東日本大震災でも復旧が遅れたのは半島地域です。

消防、自衛隊、警察、自治体や水道事業者からの職員派遣、各電力会社からも1000人規模で応援に入ったと伺いました。

私は、募金活動をしたり、金沢市まで行って関係団体を訪ねたりと、できることに取り組んでいます。国会では、経済産業委員会で、輪島塗りなど伝統工芸の復活に向けて、国の支援を要請しました。

発災時における政府の体制

東日本大震災、熊本地震、今回の能登半島地震でも、首都機能は維持されていますので、首相官邸を中心として、中央官庁の力を結集しての支援ができています。東日本大震災が発生した3月11日午後は、NHKで中継されていた参議院決算委員会が開かれていましたので、霞ヶ関をはじめ、中央官庁はしっかりと機能していました。発生が夜だったり、休日であったりすると、初動体制が組めないのではないかと危惧しています。

映画シン・ゴジラに出てくる、首相が中央に座り大臣が囲む危機管理のオペレーションルームは、首相官邸地下にあります。そして、隣には大きな講堂があり、各府省の名前の入ったビブス(ベスト)を着た職員が情報を集約して、役所間の調整を行い、資料をまとめ、首相に判断を仰ぎます。官邸を機能させるには、まず、地方支分部局(府省の地方出先機関)を含めて各府省が機能していることが前提となります。夜や休日に発災した場合、それでも首都圏での交通網が寸断されていなければ、翌日には、霞ヶ関、市ヶ谷(自衛隊)、大手町(気象庁)の各府省に駆け付けて対応できるでしょう。しかし、首都直下地震では、難しいのではないかと危惧します。

NHKは、時々首都直下地震や南海トラフ地震のドラマなどを放映して国民の注意を喚起しています。首都直下地震を含む南関東エリアにおけるマグニチュード7クラスの発生確率は今後30年間で7割です。また、南海トラフ地震は7割から8割です。いつ起きてもおかしくありません。南海トラフ地震は、四国の太平洋沿岸から太平洋ベルト地帯を含むので、両地震が起きると、日本の機能は麻痺する恐れがあります。能登半島地震が発生したことで身構えています。

私は、東日本大震災発災後、東京で自転車を購入して、国会、議員会館、霞ヶ関(中央官庁)を走り回っていましたし、落ち着いてからは、自宅に発電機を用意しました。今でも、議員会館の部屋には自転車が置いてあり、地元に自転車でも帰れるようにしています。固定電話や携帯電話が不通になった場合に、地元と国会間の連絡をどうするかを調べたことがあり、知り合いのアマチュア無線愛好家に伺うと、距離が50kmでは通信することは難しく、衛星電話を除けば、国交省、自衛隊、警察、消防など政府が保有する回線を使用しないと連絡は困難です。内閣府副大臣として防災担当を仰せつかっていた際には、自宅には衛星電話を設置し、夜でもすぐに出動できるようにしていました。気を張った一年だったことを思い出します。

首都直下地震対策の再検討を行う

町内会の新年会で、こちらに引っ越して6年の40歳代のご夫婦と話す機会がありました。「どうしてここを選んだのですか。」、と聞くと、「ハザードマップ」を参考にして決めたそうです。また、ビルの構造設計にたずさわっている建築士の方からは、湾岸の高層マンションは、地震が起きても倒れないだけで内部の配管類は脆いので、ご自身は購入を控えると伺ったことがあります。選挙区である埼玉6区は、大宮台地の上に位置していて、比較的安定した地盤の上にありますが、東日本大震災の際に地盤が弱く屋根瓦が崩れた区域もありました。

2016年、熊本地震発災後、震度7で家屋が倒壊した集落を訪れたところ、誰がどこに住んでいるか、互いに分かっていたので、皆さん無事だったと伺いました。地元自治会では、加入率が下がる傾向にあり、改めて自治会活動など地域コミュニティの重要性を再認識しています。

さて、議員会館の部屋に、防災科学研究所が作成した、これからの地震のリスクが濃い赤色から段階的に色分けされている大きな日本地図(基準日2020年1月1日/最新版)を掲示しています。首都直下地震や南海トラフ地震は、濃い赤で危険地域が塗られていますが、能登半島はノーマークでした。

私の選挙区の東側には「綾瀬川断層」が走っています。また、日本最大の断層は、南北に、新潟県糸魚川から静岡県に抜けるフォッサマグナと、日本列島を東西に、九州から四国、紀伊半島を通り、長野から南下する中央構造線です。国の研究所で断層や火山を研究している研究者の方に伺うと、ボーリングを行い、人工的に振動を起こし、関東の地下3500メートルを通る中央構造線を推測したところ、埼玉県の下を通って千葉県に向かっているようです。地震に備えて身の回りの点検が必要であるとともに、国の首都直下地震対策を再検証し、耐震診断や耐震補強に対する国の対策も促していきます。

(2024年02月)

世界の国会議員が集う国際会議に参加(2023年10月)

134年の歴史を持つ列国議会同盟(179ヵ国の議会人が参加)の定例会議が、アフリカのアンゴラで開催され、衆議院を代表して参加しました。自立型兵器システム及びA Iによる社会的及び人道的影響への取り組みについて、私の考えを表明しました。

「発言の機会をいただきありがとうございます。日本国会代表団の大島敦と申します。
AIについて議論をするとき、私はある映画を思い出します。アーサー・チャールズ・クラークとスタンリー・キューブリックによる「2001 年宇宙の旅」です。この名作で描かれ、当時はフィクションに過ぎなかったAIの反乱は、半世紀の時を経て、実際に起こりうる危機として私たちの眼前に迫っています。自律型致死兵器システム(LAWS)の規制をめぐる議論は、もはや安全保障の枠組みに収まるものではありません。「人間とAIの関係はどうあるべきか」という、哲学的・倫理的な領域にまで踏み込んだ複雑なものとなっています。この問いに答えることは容易ではありませんが、人々の倫理観に深く関わるテーマに、国民の代表者たる議会人が傍観者であってはなりません。私たちは、議論を官僚や科学者の手に委ねることなく、主体的にこの問題に取り組む必要があります。私は、人間の関与が及ばない自律型の兵器システムについては、規模の大小を問わず、広く禁止されるべきだと考えています。ひとたびこのような兵器が完成してしまえば、生殺与奪の権は機械の手に渡ることになり、人類にとって大きな脅威となります。私たちは、地球という宇宙船の舵取りを、安易に機械の手に委ねてはならないのです。この問題を議論するに当たって、世界最初の政治的多国間交渉のフォーラムであるIPU会議の果たす役割は大きいと考えます。IPU会議での党派を超えた議論は、政府間での議論とはまた違った視座を提供し、国際世論の形成・発展に大きく寄与するものと確信しています。御清聴ありがとうございました。」

憲法審査会での発言(2023年04月13日)

憲法審査会委員の大島です。憲法審査会での皆さまのご発言に心より敬意を表します。憲法改正と党議拘束の関係について、私の意見を述べます。私の考えに基づく発言であり、所属政党の意見ではないことはご理解いただければ幸いです。

普段の政党政治

普段、私たち国会議員は、「政党政治」の下、政党・会派単位で活動を行なっており、法案の採決に当たっては、「党議拘束」がかけられています。しかし、この普段の政治活動の在りようは、憲法改正議論には、完全には馴染まないではないかと考えます。

憲法改正議論は「個々の識見」によるべき

そもそも、憲法とは、「いかなる政党が政権に就いたとしても守らなければならない共通ルールを定めた国家の基本」です。つまり、立法政策や行政統制を巡る日常の政治を行うための「土台」を形作るのが憲法ですから、その改正議論は、与野党対決型の通常の議論とは一線を画するものです。したがって、憲法改正議論は、党派性を重んじながらも、与野党の枠を超えた「個々の議員の見識」の積み重ねによるべきだと考えます。

党議拘束を外した臓器移植法案の際の経験

この点、我々には、かつて、党議拘束を外して採決に臨んだ経験があります。2009年の臓器移植法の制定・採決の際、死生観に関わる問題は「政党政治」では国民意識を汲み取りにくいとして、多くの政党で党議拘束が外されました。我々国会議員は法案への賛否を普段からよく考えて決めていますが、このときは、党議拘束が外されたことから、「特によく考えた」こと、そして、「大いに悩んだ」ことをよく覚えています。まさに「個々の議員の識見」が発露された瞬間でした。臓器移植のあり方は個人の倫理観によるところが大きいことから、また、憲法改正は選挙で争われにくい「国の在りよう」を問うものであることから、いずれも「個々の議員の識見」によるべきという点で共通しています。

よく考え、よく悩むためにも、党議拘束を外すべき

また、憲法学においても、議員と国民の「近接性」が民主主義にとって重要であるとの見識があり、我々国会議員は、選挙区の人々との結びつきを強く意識せざるを得ない立場にあります。しかし、憲法改正議論にあたっては、選挙で自分に投票していただいた人もそうでない人も、今を生きる世代も将来生まれてくる世代も含め、国民の諸々の各層全体を代表する立場であることを自覚した上で、個々の議員が日本の在りようを「よく考え、よく悩む」ことが欠かせません。そして、私は、一人一人の国民の顔を思い浮かべ、選挙区を体現して、一票を投じたいのです。そのためにも憲法改正原案の採決の際には党議拘束を外すべきとの意見を述べて私の発言とします。

小学生からのお便り

国会見学でお会いした小学6年生から、「私は、まだ選挙に行くことはできないけれど、今、しっかりと学んで活かしたいと思います。一つ聞きたいことがあります。話し合い以外はどんな仕事をしているのですか。」とお便りを頂きましたので、以下の返信をさせて頂きました。

拝啓

 Aさんと同じ小学校の校歌を歌った先輩として、お葉書を頂きまして、ありがとうございます。

 質問に対する答えですが、私たち議員の仕事は、まず、選挙区に暮らしていらっしゃる皆さまが、何をお考えなのかを知ることです。一人で子育てをされている方、正社員、非正規社員、独立して事業を営んでいる方、障がいのある方、介護を必要とされる方、農業でも、米麦、花、梨などの果樹、トマトなどハウスで育てている方など、目をつぶると皆さまの顔を思い浮かべられるまで、あらゆる方の暮らしぶりを取材することです。

 そして、暮らしへの影響を具体的に思い浮かべ、法律を作り、政策を立案することです。つまり、「政治とは生活」なのです。そして、国会での法案審議を通して、国民の理解を深め、納得感を高めることが、国会議員としての責任と考えます。

 卒業式へのお誘いも、誠に光栄です。残念ですが、3月は、国会が開催されておりますので、卒業式に出席することは叶いません。ご理解頂ければ幸いです。これからも社会に興味を持って、幅広く勉強されることを期待しています。

 取り急ぎ御礼まで

敬具

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❝政治は経済力によって政策の自由度が決まり、経済はその国が持っている科学技術の創造力を超えては発展しない❞

❝言論の自由がないようでは、日本の社会全体でも自由な発想が失われる。それは結局、人々から独創的な発想を奪い、ビジネスでのイノベーションも阻害する❞

❝マスコミ自身に言論の自由がないようでは、日本の社会全体でも自由な発想が失われていきます。それは結局、人々から独創的な発想を奪い、ビジネスでのイノベーションも阻害してしまうのです。❞